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 ワールドカップ・南アフリカ大会に出場する日本代表は、6月6日、ヨハネスブルグ経由のチャーター機で大会中の合宿地である同国南部のジョージに到着した。

 到着後には、市内のグランドでランニング中心の軽めの練習を行い、4日のコートジボワール戦で右ひざを痛めた今野は、この日は別メニューで調整した。

 

 日本の大会初戦のカメルーン戦まで約1週間となり、練習開始前にはピッチ上に集まった選手に岡田監督が「一週間、しっかりといい準備をしよう」と話し、気を引き締めた。

 MF遠藤は「いよいよワールドカップという感じがしてきた」と言い、MF中村俊も「いい調整ができそう」と話した。

 スイス・ジュネーブを発つ前に1日フリータイムを与えられて本大会の地に乗り込んだ選手は、少しリフレッシュした様子だ。

 ここまでの準備状況を問われた岡田監督は、「周りからみると連敗もあって心配の声もあるが、それも想定していて、ともかく、ここで変な自信などを持つよりも、『本当にこういう相手とやるんだ』と相手の強さを感じさせたかった。ここからの相手は、アジアの相手のようにそう簡単に後ろからビルドアップさせてもらえない。その中でも(チームの)ベースが崩れていない」と話し、予定している準備との残りについて、「あとこれぐらいかな」と、人差し指と親指で4センチほどの幅を示して見せた。

 具体的には、「ぱーんと、全体でスイッチが入ったように入れ替えるようなボールの取り方を、1試合のうちに3~4回でも出てくればだいぶ流れが変わってくる。そういうところをプラスしたい。意識とやり方を徹底したい」と強化のポイントを指摘した。

 

 到着時には空港でジョージ市長や日本代表チームカラーの青いTシャツに身を包んだ地元の子供たちなど、多くの人々に暖かい出迎えを受けた。この様子は同日夕方の地元テレビの番組でも放送されたという。

 日本代表はグループステージE組でカメルーンと14日にブルームフォンテンで対戦し、その後、オランダと19日にダーバン、デンマークと24日にラステンブルグで対戦する。

 

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