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 ワールドカップ初戦のカメルーン戦へ向けて南アフリカ・ジョージで直前合宿を行っている日本代表は、合宿2日目の6月7日、地元住民が集まった市内スタジアムで汗を流した。

 

 この日はFIFAが指定したパブリックオープンデー。事前にジョージ市が配布した入場整理券を手に、地元住民約3500人がアウテニクア・パーク・スタジアムに集まった。

 地元ラジオ局が数百個配ったという、南アフリカで応援グッズとして有名なブブゼラという丈の長いホーンを鳴らし、声援を送りながら、賑やかに代表チームの2時間弱の練習を楽しんだ。

 

 練習開始前にはジョージ市長が「われわれは南アフリカの勝利を願っているが、その次に、ジョージ市民として日本の活躍を応援している」とスピーチすると、スタンドから拍手が起こった。

 スタジアムに程近いあるホテルの経営者は、従業員全員と観戦に訪れたと言い、従業員の一人は「楽しかった」と笑顔。夕方4時からの練習とあって、学校帰りの子供たちの姿も多く見られた。

 

 「(試合会場となる)スタジアムの、声が聞こえない雰囲気があってよかった」と岡田監督は言い、MF遠藤は「これだけ歓迎されているということ。多分、監督は声が枯れていたと思いますけど」と話した。

 昨年11月にポートエリザベスで行った南アフリカとの親善試合で、ブブゼラの音に指示の声がかき消される状況は経験済み。声が通らない場合の対策についてDF駒野は、「相手の動きもあるが、味方が動いたら自分はこう動くという動きを練習の中でやっておけば、試合でも迷いなく出来る」と話した。

 

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