ワールドカップ初戦へ向けて南アフリカ・ジョージで調整を続けている日本代表チームは、合宿3日目となった6月8日の練習で、午前には短時間の紅白戦やFK練習などを行い、午後は非公開でセットプレーの確認などを行った。
地元住民の賑やかな声援を受けながら行った前日とはうって変わり、静寂を取り戻したグランドで、選手は精力的に身体を動かし、20分強の紅白戦では、コートジボワール戦の布陣をベースに、同試合で負傷したDF今野の代わりに右サイドにDF駒野選手が入り、1トップに本田や大久保、サイドに松井や岡崎、中村俊らを起用する組み合わせなどを試した。
大久保選手は今春にはケガで試合から遠ざかっていた時期もあったが、「いまは身体が軽い。サッカーが楽しい」と話し、心身ともにコンディションが上向きなことを口にした。
カメルーンとの初戦まで1週間を切ったが、岡田監督は、「残りの日にち、やれることをやって最高の戦いができるようにしたい」とコメントした。
また、腰痛を訴えて前日病院で検査を受けた長谷部選手は、強い打撲と判明。この日の練習も途中で切り上げたが、「無理をさせたくなかったので」と指揮官は言い、大事をとったことを明らかにした。
なお、10日午後に設定されたモザンビーク代表との練習試合は30分3本で行われる予定で、岡田監督は、「紅白戦だとお互いを知り尽くしているので、フレッシュな気持ちで出来るかと。ちょうどいいタイミングでいい相手が見つかった」と話した。
モザンビーク代表はポルトガル代表と8日ヨハネスブルグで親善試合を行い、0-3で敗れている。
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