南アフリカ・ジョージで行われている日本代表チームのワールドカップ直前合宿は、4日目を迎えて、思わぬ予定変更を迫られた。
前夜から降り続く大雨で、ジョージ市北部にあるアウテニクア・パーク・スタジアムのピッチに水が溜まり、ボールは走らず、選手も足を取られる状況に。岡田監督は当初予定していた対人戦術練習を取りやめて、クロスボールに合わせたシュート練習やフィジカル系のメニューへ切り替えを余儀なくされた。
「今日は練習の頭から全然予定のメニューをできなかった。危ないので」と指揮官。
明日10日に予定しているモザンビークとの練習試合も、天候次第では中止もあり得ると話し、「天気予報によると、明日も雨だというので、もしこういう状態ならサッカーにならない。けがをするだけだから」と指摘した。
一方で、右ひざの負傷で別メニューが続いていたDF今野が、この日からチーム練習に合流した。
岡田監督は、カメルーン戦への起用の可能性を考慮しつつ、今野の状態と天候次第では10日の練習試合で30分ほどプレーさせたい意向だ。
「今野はかなりいいということで、本人もやりたいということだったので」と言い、「これでゲームができるかわかならいが、もしできるなら少し使ってみてと考えている」と話したが、「でもその前にグランドの状態」と付け加えた。
この日は午後になって陽射しが顔を出す時間もあったが、ウェスタンケープ地域は晩秋から冬にかけて一日の天候が変わりやすいと言われている。10日については空模様を睨みながらの決定になりそうだ。
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