勝利の可能性がある限り、それに全力でチャレンジする。

 日本代表・岡田監督は、6月18日、ワールドカップ・南アフリカ大会グループステージ第2戦のオランダ戦を翌日に控えて、チーム全体で勝利を目指すと語った。

 

 「ワールドカップという最高の舞台で優勝候補のオランダと対戦できることは非常にうれしい。オランダが洗練され熟成されたチームであることも、簡単な試合にならないことも理解している。それでもわれわれにも勝つチャンス、可能性があると信じている。日本は1プラス1を3にするようなチーム。勝つ可能性に賭けてチーム全体の力でチャレンジしていきたい。」

 

 チームは試合前日の午前にキャンプ地のジョージから開催地のダーバンへ移動し、午後、郊外のグランドで公式練習を行った。

 

 初戦を戦ったブルームフォンテンの高地から、気温も穏やかな海辺の町へ移動しての戦いになるが、岡田監督は土地の高低差や気温差の影響はないだろうと話した。

「初戦の高地順化はほぼ完ぺきに成功した。低地でやるにはいままでと全く同様で影響ないと思う。気温も(キャンプ地の)ジョージより少し高い程度で、湿気がないのでそれほど苦痛にはならないのでは」と説明した。

 

 昨年9月にオランダで行われた親善試合以来の対戦となるが、0-3で敗れた前回とは違うストーリーを書けるのかと訊かれると、岡田監督は「サッカーのストーリーというのは試合が終わらないと完成しない。試合前には常にそのストーリーが(勝利で)完成することを信じてチャレンジするだけ。私たちはその可能性があることを信じている」と答えた。

 

 オランダのファンマルヴァイク監督は「日本は進歩した。チームは長く一緒に活動し、多くの試合をこなしていて、それが彼らのアドバンテージになっている。大会前の強化試合でずいぶん勝てなくても、時間をかけて自分たちのスタイルを探しながら、大会開始に合わせてきている。我々が日本を侮ってかかることはしない」と話した。

 初戦でそれぞれ勝ち点3を手にした両チームは、1得失点差でオランダがE組首位に立っている。過去の対戦は昨年9月の対戦のみ。

 

 MF長谷部は、「明日はオランダという本当に強いチームと対戦できる。今から非常にワクワクしている。オランダは本当に強いと思うが、明日の試合は、日本でたくさんの人が応援してくれていると思うので、絶対にまた勝ちに行きたい」と力強く言った。