ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でパラグアイに敗れて南アフリカ大会を後にすることになった日本代表だが、MF本田は29日の試合後に、多くのファンの支援と批判に「心から感謝したい」と語った。

 

 ベスト4入りを目標に掲げて大会に臨んだ日本だったが、2002年大会以来の決勝トーナメント1回戦で延長120分を0-0で終えたものの、PK戦に3-5で敗れた。

 

 「目標達成はできなかったですが、批判する人がいなかったら、ここまでも来られたかどうかもわからない(ような)ワールドカップ前の出来だった。いろいろな意味でがっかりした人もいるかもしれないが、真剣に応援してくれた人には心からありがとうと言いたい」と話した。

 

 また、今後への課題を訊かれると、「(試合に)出た選手も出なかった選手も何が必要かはこの大会で感じることができたと思う。それをどう4年間で詰めるのか」と言った。

 

 「内容にもっとこだわって勝ちに行くとか…。今回はこういう戦い方でしたけど、日本の戦い方を一つ示したうえで、もっと意欲を持って攻めて行く姿勢というのを、次は見せるときじゃないか。こだわってやってきましたけど、僕はまだまだ物足りない。一人ひとりの全ての技術の部分を向上させる必要がある」と語り、4年後のブラジル大会へ向けてのレベルアップを誓った。