大仁邦彌団長

まず、このワールドカップ期間中、日本代表サムライブルーに熱烈な声援を送ってくださった全国の皆さん、サポーター、ファンの皆さんに心から感謝を申し上げます。また、現地南アフリカまで大勢の日本の方々が応援に来て下さいまして、我々に大きな力を与えて下さいました。本当にありがとうございます。

 

残念ながらベスト8には進出できませんでしたが、岡田監督以下、チームが一丸となって日本の持てる力をフルに発揮し、素晴らしい結果を出すことができました。岡田監督、コーチ、スタッフ、選手、そしてその家族の皆さんに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

もちろん全てが良かったわけではなく、世界との差もあるのが事実であります。これから、アジア予選から本大会までの戦い方を分析し、4年後のワールドカップに向けて速やかにスタートを切る必要があると考えております。また、これをきっかけに、日本のサッカーがさらに飛躍する事を期待しております。

 

当面は、7月14日から始まるJリーグに選手が出ますので、是非、多くの方にスタジアムに足を運んでいただければと思います。特に、日本の子供さんたちがこれを見て、自分も「世界を目指して頑張ろう」、あるいは、「サッカーをやってみよう」という夢を持ってくれると、大変ありがたいと思います。

 

最後になりますが、今回、多大なご協力をいただきましたJリーグ各クラブ、KIRINさん、アディダスさんをはじめとするスポンサーの皆さま、そしてメディアの皆さまに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

岡田武史監督

我々の予定よりも早い帰国になってしまったことを、残念に思っております。このチームは本当に素晴らしいチームだったので、できればもう1試合、1試合でいいから、やらせてやりたかった。

 

出場している、していないに関係なく、選手みんながチームが勝つためになにをするのかということを、自分たちで考えて動いて戦ってくれた。僕もたくさんのチームを作ってきましたが、その中でも、本当に1、2を争う素晴らしいチームだと思っています。

 

ピッチの中でも、日本の代表として日本人の誇りと、脈々とつながってきている日本人の魂を持って戦ってくれた。この選手たちを本当に誇りに思います。それと共に、こういう素晴らしい選手たちやスタッフと一緒に仕事ができて、本当に幸せだなぁと思っています。

 

また、サッカー協会、Jリーグなど関係者の皆さんのサポート、そしてスポンサーの皆さんの支援、このチームを信じて応援し続けてくれた人たちの思いは伝わりました。その一つひとつの思いは小さいかもしれませんが、どの一つの思いもなくしては、今の我々はなかったと思っています。そういう意味で、サポーター、関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。

 

我々のワールドカップは終わってしまいましたが、選手たちはまだまだ前に進んでいかなければいけません。彼らはいろいろな場所で、これからいい時も悪い時もあると思いますが、そういう中を懸命に前に進んでいくのだと思います。私はもう一緒に仕事をすることはないかもしれませんが、常に彼らを応援して、成功と幸せを祈ってやりたい。

 

多くのサポーターの皆さま、メディアの皆さまには、是非、ここにいる彼らを温かい目で見守ってやってほしいと思います。ありがとうございました。

 

 

川口能活チームキャプテン

このチームでもう少し試合をしたかったのですが、残念ながらベスト16止まりになってしまいました。ただ、試合に出ている選手はもちろん、出てない選手、サポートしてくれている選手、そしてスタッフのみんなで力を合わせて、それぞれが100の力を出して戦ってきました。それぞれが自信を掴み、手応えを掴んだ大会でもありましたが、まだやるべきことはたくさんあると思います。

 

このチームでもっとやりたかったのですが、もうこのチームで活動することはありません。それぞれが各クラブに戻ってさらに飛躍するべきだと思うし、しなければいけない。Jリーグで戦う選手たちも、さらに飛躍しなければいけない。

 

そのために、選手ももちろんがんばりますが、皆さんも熱い声援や厳しい意見、そして時には称賛などを送っていただいて、それぞれの意見を出していくことで、共に日本のサッカーをより強くしたいと思います。今回はそういう思いを感じた大会でした。ですので、Jリーグの試合にも、是非、関心を向けていただければと思います。本日はどうもありがとうございました。

 

 

長谷部誠ゲームキャプテン

日本で応援してくれたサポーターの皆さん、そして現地に駆け付けてくれたサポーターの皆さん、本当に熱い応援をありがとうございました。

 

今回、ゲームキャプテンという大役をやらせていただいたのですが、本当にこんな名ばかりのキャプテンはいないなと、今、僕自身は感じております。

 

このチームは(川口)能活さんをはじめ、楢さん(楢崎)や(中澤)佑二さんなど経験のある選手が支えてくれていた。本当に素晴らしいチームワークでした。

 

本当に「もっとこのチームで試合がしたかったな」というのが本音ですが、このチームメイトと、そしてスタッフと戦えて、本当に幸せでした。