代表TIMELINE

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キリンチャレンジカップ2006

[ 2006.08.09 ] 東京・国立競技場

公式記録PDF


日本代表


トリニダード・トバゴ代表

2

0

2 前半 0
0 後半 0
三都主アレサンドロ 17´, 22´
GOAL

メンバー


日本代表 トリニダード・トバゴ代表
GK1川口能活GK1ジャン・マイケル・ウィリアムズ
DF3三都主アレサンドロ86' OUTDF17デービッド・アティバ・チャールズ
DF2坪井慶介60' OUTDF3エメリ・アベリ・ジョン
DF4田中マルクス闘莉王DF5ケイエノ・トーマス
DF5駒野友一DF6クライド・レオン
MF15鈴木啓太DF8シド・グレー
MF14山瀬功治56' OUTMF11ステファン・デービッド
MF7田中隼磨MF16エバンス・ワイズ
MF13長谷部誠74' OUTMF23アントニー・ウルフ
FW9我那覇和樹66' OUTFW7トレント・ノエル
FW10田中達也FW12ガリー・グラスゴー
GK12山岸範宏GK22マービン・フィリップ
DF16栗原勇蔵60' INDF13グレントン・ウルフ
DF19青山直晃MF4イアン・グレー
MF18中村直志74' INMF9ケリー・バプティステ
MF8小林大悟56' INMF15アンドレイ・パチェコ
FW11佐藤寿人66' INFW18ケンドール ジャグデオシン
FW17坂田大輔86' IN
監督イビチャ・オシム 監督ビム・レイズベルヘン(オランダ)

試合レポート

瑞々しく鮮やかに。新生日本代表、三都主の2ゴールで初陣を飾る。

KIRIN WORLD CHALLENGEキリンチャレンジカップ2006が東京の国立競技場で開催され、新生日本代表は、三都主の2ゴールでトリニダード・トバゴ代表に快勝しました。その後日本代表は、小林、栗原、中村、坂田が代表初キャップを刻むなど、幸先よいスタートとなりました。

  2006FIFAワールドカップドイツのブラジル代表戦から48日、イビチャ・オシム監督率いる新生日本代表が、聖地、国立競技場に登場した。「サッカーが強い日本も悪くないでしょう」と試合前に大型映像を通してサポーターに語りかけたオシム監督。47482人の満員のサポーターが見守る中、トリニダード・トバゴ代表を迎え、KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ 2006は19時20分にキックオフされた。

 前日の記者会見で「システムは誰が出るかによって決まる」とオシム監督が語り、注目されたスターティングメンバーだったが、GKに川口、センターバックには坪井と闘莉王、サイドバックには右に田中隼、左に駒野が入り、4バックでのスタートとなった。中盤は、鈴木、長谷部、山瀬に加え左サイド寄りに三都主が入り、ツートップは、Jリーグで好調をキープする川崎の我那覇と田中達がコンビを組んだ。実に先発11人中5人が国際Aマッチデビューとなった新生日本を、この日で代表93キャップとなる川口がキャプテンとしてまとめることになった。

 「ひとりひとりが希望に満ちて、前向きな姿勢で試合に臨めた」と川口が語ったように、日本代表は立ち上がりから躍動感溢れるサッカーを披露する。開始早々に山瀬がミドルシュートを放つと、6分にはコーナーキックから我那覇がゴールを狙うなど積極的なプレーが続く。そしてその姿勢が実るときが、17分に訪れた。闘莉王のオーバラップからパスを受けた我那覇がゴール正面で倒されて直接FKを獲得する。キッカーは、三都主。得意の左足から放たれたボールは美しい弧を描き、ゴール右隅に突き刺さった。数少ないワールドカップの経験者である三都主により、新生日本代表の記念すべき初ゴール、そしてこの試合の先制点がもたらされた。

 その後も日本の躍動感溢れるプレーは、止まらない。先制点から5分後の22分には早くも追加点が生まれる。左サイド深めの位置でパスを受けた駒野がディフェンスラインの裏へパス。これに反応し、後方からフォワードを追い越して飛び出した三都主が相手GKの頭上を越すフワリと浮いたシュート放つと、ボールはゆっくりと放物線を描きゴールマウスへと吸い込まれた。この追加点に、青く染まった満員の国立競技場のスタンドが大きく沸いた。

 前半を2-0で終えた日本は、後半に入ると56分に代表初キャップとなる小林を投入。さらに、60分に負傷した坪井に代えて栗原、66分に我那覇に代えて佐藤を投入するなど、オシム監督は次々と選手を交代させる。佐藤は三都主の長い縦パスに抜け出し、鋭いクロスボールを供給するなど持ち味のスピードを存分に発揮した。74分には長谷部に代わって中村が登場。中村は2回に渡り際どいミドルシュートを放つなど中盤で存在感を発揮する。さらに終盤86分には坂田を投入して3点目を狙いにいった日本だったが、試合はそのまま2-0で終了した。

 試合終了後の記者会見でオシム監督が「サッカーというのは90分が試合時間だということ。私にとって気がかりだったことは、今日の試合で、この90分間を走ることができない選手がいたことだ。日本人のサッカーを考えた場合、筋骨隆々の選手や長身の選手がいないという中で、相手よりもどれだけ多く走れるかというところが勝負になる。それが今日の試合から得た大事な教訓だ」と語ったように、前半にみせたパフォーマンスを後半にできなかったことが課題として残ったものの、オシムジャパンはその船出に相応しい、瑞々しくエネルギーに満ち溢れたプレーを随所にみせてくれた。

 初代表となった小林も「こういった雰囲気の中でやれていい経験になった」と語り、同じく初代表となった闘莉王も「もっと実力をつけてやらないといけないと思うし、それが日本代表としてプレーするということ」と話した。4年間の新たな航海は始まったばかりだ。

 日本代表は、Jリーグを戦うため、いったん解散し、来週16日(水)、新潟スタジアム ビッグスワンで行われるAFCアジアカップ2007予選のイエメン代表戦に臨む。

招集メンバー

川口能活KAWAGUCHI Yoshikatsu

  1. 1975.08.15 
  2. 180cm 77kg
  3. スウェーデン戦(1997.02.13) 第28回キングスカップ 
  4. 91(-86)
  5. ジュビロ磐田 

三都主アレサンドロSANTOS Alessandro

  1. 1977.07.20 
  2. 178cm 69kg
  3. ウクライナ戦(2002.03.21) キリンチャレンジカップ2002 
  4. 75(5)
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

坪井慶介TSUBOI Keisuke

  1. 1979.09.16 
  2. 179cm 67kg
  3. パラグアイ戦(2003.06.11) キリンカップサッカー2003 
  4. 35(0)
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

田中マルクス闘莉王TANAKA Marcus Tulio

  1. 1981.04.24 
  2. 185cm 82kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

駒野友一KOMANO Yuichi

  1. 1981.07.25 
  2. 172cm 76kg
  3. 中国戦(2005.08.03) 東アジアサッカー選手権2005決勝大会 
  4. 9(0)
  5. サンフレッチェ広島 

鈴木啓太SUZUKI Keita

  1. 1981.07.08 
  2. 177cm 67kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

山瀬功治YAMASE Koji

  1. 1981.09.22 
  2. 173cm 70kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 横浜F・マリノス 

田中隼磨TANAKA Hayuma

  1. 1982.07.31 
  2. 174cm 64kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 横浜F・マリノス 

長谷部誠HASEBE Makoto

  1. 1984.01.18 
  2. 179cm 72kg
  3. アメリカ戦(2006.02.10) 国際親善試合 
  4. 3(0)
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

我那覇和樹GANAHA Kazuki

  1. 1980.09.26 
  2. 182cm 77kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 川崎フロンターレ 

田中達也TANAKA Tatsuya

  1. 1982.11.27 
  2. 167cm 63kg
  3. 朝鮮民主主義人民共和国戦(2005.07.31) 東アジアサッカー選手権2005決勝大会 
  4. 2(1)
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

小林大悟KOBAYASHI Daigo

  1. 1983.02.19 
  2. 178cm 70kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 大宮アルディージャ 

栗原勇蔵KURIHARA Yuzo

  1. 1983.09.18 
  2. 183cm 72kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 横浜F・マリノス 

佐藤寿人SATO Hisato

  1. 1982.03.12 
  2. 170cm 68kg
  3. アメリカ戦(2006.02.10) 国際親善試合 
  4. 6(2)
  5. サンフレッチェ広島 

中村直志NAKAMURA Naoshi

  1. 1979.01.27 
  2. 176cm 72kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 名古屋グランパスエイト 

坂田大輔SAKATA Daisuke

  1. 1983.01.16 
  2. 173cm 65kg
  3. トリニダード・トバゴ戦(2006.08.09) キリンチャレンジカップ2006 
  4. -
  5. 横浜F・マリノス 

山岸範宏YAMAGISHI Norihiro

  1. 1978.05.17 
  2. 185cm 84kg
  3. - 
  4. -
  5. 浦和レッドダイヤモンズ 

青山直晃AOYAMA Naoaki

  1. 1986.07.18 
  2. 181cm 72kg
  3. - 
  4. -
  5. 清水エスパルス 
  1. 生年月日
  2. 身長 体重
  3. 日本代表デビュー
  1. インターナショナルAマッチ(FIFA公認国際試合)出場数(同得点数)
  2. 所属クラブ

※ インターナショナルAマッチ出場数、得点数は2009年


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