サムライブルーが使う練習会場は1993年、「ドーハの悲劇」の舞台になったAl Ahli Stadium。
サッカー関係者やファンであれば、あの時の情景がすぐにでも思い出せるもの。
それは苦い思い出と感じている人も多いかもしれないが、
考え方を変えれば現在4大会連続でW杯への出場を果たしている日本代表の原点となった場所。
そのピッチで選手たちは汗を流し、2大会ぶりのアジア制覇を目指す表情は真剣そのもの。
5日は、地元の日本人学校の生徒たちと交流会を実施。
生で選手たちを前にした少年少女たちは興奮を隠さず、彼らの目は輝いていた。
大人気だったのは本田圭と香川の2選手。握手やサインをしながら優しい表情を見せていた。
3日間の練習はすべて冒頭15分のみ公開。それ以外はベールに包まれている。
ザッケローニ監督も初の公式戦デビューに向けて本気モードだということだろう。
世界でも有数の戦略家は、その中で何をチームに根づかせているのだろうか?
サムライブルーがベール脱ぐ、9日のヨルダンとの初戦が待ちどうしい。
(日本代表チームスタッフ)