オランダ戦から一夜明けた17日、ゲンクのトレーニンググラウンドで日本代表チームを迎えてくれたのは、子供達の笑顔と歓声でした。
ブリュッセルの日本人学校の小中学生約150人が集まり、選手と記念撮影。その後のトレーニングを見学してもらいました。
トレーニングは、オランダ戦の先発メンバーがランニングを中心としたリカバリーメニュー、その他のメンバーはミニゲームで激しいプレーを披露。シュートが決まる毎に子供達の歓声がわいていました。
トレーニング後は、子供達のサインを求める声に選手は応じて熱心にペンを走らせていました。
特にベルギーでプレーする川島選手は人気が高く、川島選手は「今回は僕自身にとって、特別な時間。ベルギーに来て4年目、強くなったベルギー代表に対して日本代表として戦えるのは非常に嬉しいし、特別な試合になると思う」と19日のベルギー戦に向けての思いを語っていました。
トレーニング後、チームはベルギー戦が行われるブリュッセルに移動し、2013年最後の試合に向けて備えています。
(日本代表チームスタッフ)
川島永嗣選手
90分見てみれば勝てる試合だったと思いますし、親善試合であろうとオランダ相手に勝つチャンスというのはなかなかあることではないので、そういった意味では悔いの残る試合でしたし、自分達自身もここまで結果が出てなかった分、結果にこだわりたい部分ももちろんありました。
ただ、1試合1試合良くて、悪くてと続いても意味がないので、自分たちとしては、積み重ねていい結果につながるようにやっていきたい。
このチームの良さというのは、選手一人ひとりがチームを強くするためにと思って、代表にいる時もクラブにいる時も、そういう思いが強いというのがこのチームの強さだと思いますし、その強さが同じ方向に向けば、それだけ伸び幅もあると思います。今回のこういう時間の中で、もう1回再確認するというのは、非常に大きな事だと思います。
ワールドカップまで時間が限られているので、自分達自身もしっかり同じ方向を向いて、しっかりワールドカップに向けていい準備をしていきたい。
香川真司選手
結果的には引き分けだったのだ、勝ち切りたかったというのが本音です。
(日本の2点目は)上手く連携してコンビネーションで崩せたのは、今までにない形で、めざしていた形。それを点にできたのは自信につながると思います。
自分自身もあの状況でゴールを狙いに行っていましたし、そこを決めきる精度をこういう舞台でこそ持たないといけないと強く思いました。
内田篤人選手
自分達のやれる時間帯もありましたし、向こうの時間帯もあった。
90分を通して毎分毎秒、自分達のペースと言う訳にはいかないので、どうしても我慢する時間帯もありますけど、上手くボールを回せている時間帯もあったので、そういうところはポジティブに考えていきたい。
1試合で良かった、悪かったという事よりも、こういういい相手と続けてできるので、いい試合ができたらそれを続けることがすごく大切だと思います。