この日の午前、ドーハ入りしてから初めて練習を全て公開した。
冒頭10分間、ザッケローニ監督は選手をピッチ中央に集めて青空ミーティングを実施。
その後、昨日の試合に出場した選手と控えだった選手に分かれ、それぞれのメニューをこなした。
1対1や4対4のシュートゲームを行った控え組の選手たちの中でも、
初戦の直前に合流した森脇が積極的なプレーで、その存在感を示していた。
「兄の結婚式でグアムにいた。家族からがんばってこいと激励を受けた」。
人一倍の強い思いが若きDFを突き動かしている。
当然ながらチームは実際にプレーする11選手と交代できる3選手だけでない。
23選手の全てが戦力であり、日の丸を背負っているわけだ。そしてチャンスは平等にある。
好成績を残すチームには、ラッキーボーイが突如出現したり、新たなヒーローが大会中に生まれる。
また、そういった選手が他の選手を刺激し、チームを活性化することで、総合力が増すこととなる。
今こそ若手の奮起と台頭に期待したい。初召集も常連も関係ない。
それぞれに突出した持ち味があるからこそ、選ばれているわけだから。
(日本代表チームスタッフ)