第3戦の相手は、前回大会で準優勝の強豪サウジアラビア。
今大会はグループリーグ2連敗で、まさかの予選敗退が決定している。
アジア各国のレベルが向上し、力の差がなくなってきたからなのか。
それとも同じ中東の相手、ヨルダンとシリアの実力を良く知るだけに、甘く見た結果なのか。
いずれにしても国際試合では、しっかり気を引き締めないと、足元をすくわれるということだろう。
可能性を失ったサウジアラビアにとって消化試合になる日本戦だが、
予選ラウンド突破に王手をかけているサムライブルーも、実際に確定するまでは気を抜いてはいけない。
そして、中途半端な試合をしてリズムを悪くしたくもないし、しっかり勝って決勝トーナメント進出を決めたい。
若いチームにとって全ての試合が成長の場。
一戦一戦の戦い方次第で、得るものの大きさが変わってくる。
個人の取り組む姿勢によっても、選手間で想像以上の差が出ることだろう。
そう遠くはない未来のブラジルW杯。
実はすでに生存競争はスタートされているのだ。
現在レギュラーであっても2014年はレギュラーとは限らない。
ピッチの外に立ち、練習を眺めながら、
それぞれの選手、チームにとって、改めてこの大会の重要性を噛みしめた1月14、15日だった。
(日本代表チームスタッフ)