ここ数日の練習後、必ず数人の選手を個別に呼んで、
ザッケローニ監督は何やら話しこんでいる。
そのことを試合前日の記者会見で質問を受け、
「疑問を持ったまま練習を終えたくない。
選手の力を最大限に引き出すのが監督の仕事」と言い切った。
日本代表の監督に就任してから、
これほどまでに選手と時間を共にするのは初めてのこと。
「大会中でもチームの成長が必要。
スタッフと選手間のフィーリングがより良くなってきている」。
徐々に結束力が上がっているサムライブルー。
その証拠に「控え選手の質と可能性にも自信を持っている」という。
会見の最後を締めくくった「私の手元には良い選手が揃っている。
最善の選択をしたい」という言葉を聞いて、
17日のサウジアラビア戦がより楽しみになった。
(日本代表チームスタッフ)