セルビア戦前日となった10日、試合会場で公式トレーニングを行いました。
昨日まで別メニューで調整を続けていた遠藤選手も加わり、遠征メンバー23人全員で、ピッチのコンディションを確認するとともに、セルビア戦に向けての戦術を最終確認しました。
日本チームの練習の後に公式練習を行うためスタジアムに入ってきたセルビアチーム。
引き揚げてきたザッケローニ監督とミハイロビッチ監督、スタンコビッチ選手がちょうどロッカールームの前で出会い、握手をかわし、しばらく談笑していました。
ミハイロビッチ監督は、ザッケローニ監督が指揮していた01-02シーズンのラツィオに現役選手として在籍。
スタンコビッチ選手も同時期に在籍し、ザッケローニ監督が03-04シーズン途中からインテルの監督に就任すると、スタンコビッチ選手も04年1月にラツィオからインテルに移りました。
記者会見で2人についての質問を受けたザッケローニ監督は「ミハイロビッチもスタンコビッチも、彼らが現役選手の時に、監督として指導してきました。このような非日常的なことが起こるもので、非常に感慨深いしですし、非常に楽しみです」と愛弟子との対戦を喜んでいました。
明日の日本戦が引退試合となるスタンコビッチ選手(左)、ザッケローニ監督の教え子でもあるスタンコビッチ・セルビア代表監督
ザッケローニ監督
明日の試合に期待することを聞かれ「我々のコンセプトとしては、11人が連動して攻守にわたってプレーすることですので、目指すべき方向はそこであって、そういったところの精度をあげる、強化するという目的を持って欧州遠征にのぞんでいます。
明日のセルビア戦は、世界の強豪といっていいほどの実力を持っていると思う。そういう相手にどこまでできるか興味を持っています。
我々はインターナショナルレベルでの経験値を高めていきたいと思っている。自分たちのやりたいことをトライして経験値を高めていきたい。アウェーの地で物おじすることなく、自分たちの思い切ったプレーを出してほしいと願っています。