SAMURAI BLUE サッカー日本代表

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[ 10.06.12 19:15 ]マッチフラッグタイムス Vol.1

hibino

6月12日

朝6時半にヨハネスブルグ空港に到着。108枚のマッチフラッグを詰め込んだトランクも無事到着しました。これがなかったら何しに来たかということになってしまうので、まずは第一関門通過!空港で別便にて到着しているJFA情報戦略の仲島カルロスさんと合流する。カルロスと今日からの南アフリカ滞在中のこの「MATCH FLAG TIMES」を一緒に制作し発信していきます。

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日本ではなかなか今回のワールドカップに行きますという人には出会わなかったが、当たり前だけれど、ここには大勢の日本人サポーターたちが集合している。「仲間8人で家を借りて、ドライバー付車をチャーターして観戦します」「2週間滞在するうちのまだホテルが決まっていないところもあるけれど、これから探します」などなどツワモノ揃いの南アフリカ大会である。

 

ターミナルを出るひんやりと秋の気配、南半球にやってきました。はじめての冬のワールドカップなのです。私が初めて南アフリカに来たのはもう20年も前の事です。1990年の6月でした。この時の旅は、新潟空港から当時ソ連のハバロフスクに空路で飛んで、そこからシベリア鉄道に乗りモスクワを目指しながら、途中モンゴルに寄り道し、モスクワからベルリンに入り、東西を隔てているベルリンの壁をまじかに見て沈黙し、パリに到着後、イタリアに入り90年ワールドカップイタリア大会でアフリカ旋風を巻き起こしたカメルーンの試合を見て、ロジェミラに心奪われ、その後に空路でまだ南アフリカに入るという日程でした。あの時にまさかワールドカップがこの地で行われるなどと思いもよりませんでした。当時アパルトヘイト制度があった地元の人たちにとっては20年後にこのような大会が行われるなどと思うことは皆無であったと思います。

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日本ではなかなか今回のワールドカップに行きますという人には出会わなかったが、当たり前だけれど、ここには大勢の日本人サポーターたちが集合している。「仲間8人で家を借りて、ドライバー付車をチャーターして観戦します」「2週間滞在するうちのまだホテルが決まっていないところもあるけれど、これから探します」などなどツワモノ揃いの南アフリカ大会である。

 

ターミナルを出るひんやりと秋の気配、南半球にやってきました。はじめての冬のワールドカップなのです。私が初めて南アフリカに来たのはもう20年も前の事です。1990年の6月でした。この時の旅は、新潟空港から当時ソ連のハバロフスクに空路で飛んで、そこからシベリア鉄道に乗りモスクワを目指しながら、途中モンゴルに寄り道し、モスクワからベルリンに入り、東西を隔てているベルリンの壁をまじかに見て沈黙し、パリに到着後、イタリアに入り90年ワールドカップイタリア大会でアフリカ旋風を巻き起こしたカメルーンの試合を見て、ロジェミラに心奪われ、その後に空路でまだ南アフリカに入るという日程でした。あの時にまさかワールドカップがこの地で行われるなどと思いもよりませんでした。当時アパルトヘイト制度があった地元の人たちにとっては20年後にこのような大会が行われるなどと思うことは皆無であったと思います。

しかしここに集まっている人々は味がある!ワールドカップが始まったという実感がここにきて初めて感じました!世界中からサポーターたちが大集合です。南アフリカはもちろん、開幕戦を戦ったメキシコのソンブレロおじさん「メヒコ メヒコ!ヤーヤーヤー!」この日に試合があるアルゼンチン、ナイジェリア、USA、イングランド、そして日本が戦うオランダサポーターもおなじみのあのオレンジ色でマンデラ広場を闊歩している。角国のメディアも大勢この広場でカメラを回している。レポーター同士が取材しているという珍しい場面も。

マンデラスクエアには10mくらいのマンデラの像が建っており、みんなここで南アにきたというわかりやすい記念写真をまずは一枚。

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日本には東京のサムライパークには10mの坂本竜馬がいるぞ!

建物の中に入っていくとギャラリーがあった。ワールドカップに合わせてサッカー絡みの作品が展示してある。お兄さんが寄ってきて説明をしてくれた「ネルソンマンデラの生まれ故郷であるMZOUという地域の子供たちに援助するチャリティー企画です。その地域の子供たちも絵作りに参加しました。ワールドカップに参加している32カ国の国旗をあしらったシルクスクリーンの作品で、マンデラのサインも絵の中に入っています。日本のものもありますよ。ぜひおひとついかがですか」営業トークであった。別の部屋には写真とか彫刻の作品が並んでいた。「これらはFIFAとライセンス契約している作品で、32カ国の作家の作品があります。FIFAに莫大な契約金を払っていますが、先ほどのマンデラ企画は全くFIFAとは関係なくやっています。からぜひこちらを・・・」朝が早いせいか客も私たちしかいない。応援したいがやり方がなあ、などと少し思いながら、でもいいよねワールドカップにアートが絡んでいるというのは。応援してます。

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ホテルに戻る途中にパブリックビューイングにFUN FAN PARKに遭遇。入場無料ということで入ってみることに、軽いボディーチェックだけして中に入る。ゲートをくぐらなくても、外からも巨大画面は丸見え。中には人はまばらである。昼間の日差しは強く、暖かいというより、紫外線が刺す感じである。地元の若者がサッカー観戦というよりピクニック気分で芝生に横たわってはしゃいでいたりしてのんびりムードである。ちょうど韓国対ギリシャのの試合がやっていた。韓国はすでに1点リード!「うらやましい」。韓国サポーターはいないが、アジア代表として、まわりにちょっとうれしい顔をする。イングランドの旗を振っているグループ発見、このあとの試合を応援しに来たのだろう。しかし試合は夜8時!昼間でも日陰にはいるとひんやりするのに、冬の夜の屋外パブリックビューイングは防寒対策必須です。

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さすがに今日は時差ぼけで、早めにホテルに戻ることに、8時からの試合はホテルの部屋で観戦しよう。といいながら、半分寝ながら、「あっキーパー凡ミス!」。おやすみなさい。

(文責:日比野克彦)

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 Vol.1 [6月12日 ヨハネスブルグ空港に到着] 
 Vol.2 [6月13日 ヨハネスブルグ] 
 Vol.3 [6月14日 カメルーン戦観戦記] 
 Vol.4 [6月15日 ヨハネスブルグからジョージに空路移動] 
 Vol.5 [6月16日 ジョージ] 
 Vol.6 [6月17日 3戦分がそろい踏み 快晴のジョージに翻るマッチフラッグ] 
 Vol.7 [6月18日 ジョージからダーバンへ] 
 Vol.8 [6月19日 ダーバン オランダ代表] 
 Vol.9 [6月20日 サッカーシティ観戦記] 
 Vol.10 [6月21日 ヨハネスブルグ スペイン-ホンジュラス観戦記] 
 Vol.11 [6月22日 20年前の記憶を辿り、アパルトヘイト時代の黒人居住区を訪ねる] 
 Vol.12 [6月23日 デンマーク戦前日ワークショップ] 
 Vol.13 [6月24日 ルステンブルグへ、デンマーク戦いざ] 
 Vol.14 [6月25日 フラッグ再起動!買い出し編] 
 Vol.15 [6月26日 新たな気持ちでパラグアイとのマッチフラッグを制作] 
 Vol.16 [6月27日 ケーナーコー(ついにその時が来た!)] 
 Vol.17 [6月28日 太宰府で制作したマッチフラッグが到着] 
 Vol.18 [6月29日 明日へ] 
 Vol.19 [6月30日 楽日は次につながる初日である] 

日比野克彦

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