6月17日 ジョージ
朝8時にホテルを出発してメディアセンターへ、今日は快晴!空も真っ青である。新聞には「LION KILL」と日本がカメルーンを倒した記事出ている。
メディアセンターに到着するとすぐに、オランダ戦のマッチフラグを昨日飾ったバージョンをアップしてビッグフラッグにして36枚繋げたビッグマッチフラッグに仕立てる。カメルーンとオランダを練習グランドのバックスタンドの二階のてすりからぶら下げる。練習が始まるのは10時半。早起きしたかいあって余裕かと思いきや、おじさんが下から何やら言っている。「今日の練習は隣のサブグランドだ」「エッーーー!」代表チームに確認すると、間
違っていなかった。
急いではずして逆サイドに持っていく、幸運にも建物の反対側のほうがスタンドがない分、グランドまでの高低差がありビッグマッチフラグ(幅7,2m×高さ5,4m)にとっては好都合であった。天気も良く日差しの方向もバッチリ!汗をかきながら重いフラッグの移動と設営をカルロスとともにヘトヘトになりながら急ピッチでやる。二つが揃ったところは見事であった。こうなるとデンマーク戦のマッチフラッグもここで飾りたい。考えてみれば今日が3つが揃う最初で最後のタイミングである。明日からはオランダとデンマークのマッチフラッグを持ってジョージを後にするから。ならば、デンマークも組み立てよう!!それしかない!やるかない!場所は最高!天気も最高!練習開始まであと20分ほど。メディアセンターのバックヤードからデンマーク戦のマッチフラッグを運び、再び汗だく!遠くの山から吹いてくる風が冷たくて気持ちいい。スタンドのビップルーム的な部屋でデンマークを組み立て始める。デンマークの旗はまだ紐付けていなかったが、もうこちらは慣れたものである。しかし出来上がった時は既に練習は始まっていた。でもまあなんとか間に合った!
日本各地で作ってきたマッチフラッグサウスアフリカ2010が勢揃いである。すごい!三役揃い踏みである。サブグランドにはメイングランドと違って、国旗とかビッグユニフォームとか何もない分、ビッグマッチフラッグがひときわ目立っている。選手たちにも気合いを入れてくれるフラッグになっていることであろう。今日の午後の練習はなく、明日はいよいよオランダ戦のダーバンへ移動である。
大仁さんも広報委員長として大満足!松田広報部長も「すごいね」と驚嘆の表情。
バックサイドにいくとマッチフラッグを背景に選手を見ることが出来た。
ワークショップでこつこつつくってきたフラッグがまさに南アフリカの地に届いたと実感が出来る瞬間であった。よかった。ここまでもってこれてよかった。
練習が終わると、大仁さんも片付けを手伝ってくれた。ありがたい。いいひとである大仁さんありがとうございます。高さ90㎝×幅120㎝のフラッグが4枚でひとつの絵柄になり、これがひと試合につき9つの絵柄がある。それを3×3で繋いでビッグマッチフラッグにしている。なので90×120のフラッグが108枚あるということになり、なにやら意味ありげな数字である。さあこのジョージの晴れた空に舞うフラッグのごとく追い風に乗り岡田ジャパンいざ出港!!
グループリーグ期間中はジョージにはもう私は戻ってこないので、岡田さんに太宰府天満宮でひいた青いおみくじと勝利のお守りをわたす。田嶋専務が太宰府に来た時に引いたおみくじである。なんと大吉!田嶋さんが私から渡すようにと託されたものである。これで私のジョージでの目的はおおかた果たしました。あとはいよいよスタジアムでの戦い(マッチフラッグにとっても)が始まる。
再び移動のための荷造りを始めましょう。
(文責:日比野克彦)
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